ガス給湯器の選び方!種類と8つのチェック項目を解説
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寒い冬場の生活に欠かせない温かいお湯。蛇口から、シャワーから、床暖房まで、お湯の力に支えられるからこそ、快適な冬を過ごせるといっても過言ではありません。
その役割をになっているのが、給湯器です。ですが給湯器には種類やスペックのことなる製品が多くのメーカーから販売されており、「どの種類の給湯器にするのか」「どれくらいの容量にするのか」によって、のちのランニングコストなどが変わります。
給湯器を選ぶ際は、そもそもガス給湯器でいいのか、予算に適しているか、など8つのチェック項目をクリアする製品かどうかを見ていきましょう。
この記事では、給湯器の選び方のポイントについて解説します。
給湯器の種類
水をお湯に変えて供給する器具全般のことを給湯器といいます。給湯器には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。用途に見合った給湯器を選ぶためにも、給湯器の種類と特徴は理解しておきましょう。
局所式と中央式給湯器の違い
給湯器を設置・交換する際にはまず、2種類の様式を適切に理解しましょう。給湯器の様式は2種類あります。局所方式と中央方式です。
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局所方式はピンポイントで給湯が必要な場所に設置する様式をいいます。キッチンに設置する瞬間湯沸かし器は局所方式です。ガスバーナーや電気ヒーターによって給湯器内部の水をあたため、排水口からお湯を供給します。
もうひとつが中央方式です。中央方式はひとつの給湯器から家中の蛇口やシャワーへお湯を供給する方法です。一般的に、ガス、電気などをエネルギーにしてお湯を加熱します。設置環境によってタンク式かタンクレス式の選択が必要になります。
タンク式給湯器
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タンク式給湯器は熱水をタンクに貯め、必要な時にお湯を供給する形式です。タンク内に水を蓄え、供給前に予め加熱することで熱水が必要なときにタンクから供給されます。
タンクの中にはヒーターやガスバーナーが内蔵されており、お湯の温度も設定が可能です。稼働している以上、常にタンクには熱水があるわけですから、継続的にお湯を供給することができます。
タンク式給湯器のメリットは、
- すぐにあたたかいお湯がでる
- 電力ピーク時間を避けることができる
という2点が挙げられます。
一方、デメリットは、予めタンクに貯まった分しか供給ができないため、タンクのサイズによって、一度に供給できるお湯の量に制限があることです。大量のお湯が必要な場合は加熱への待ち時間が発生してしまいます。
さらに、タンク内のお湯は保温され続けるため、毎月の費用が高くなる傾向があります。
単身世帯や少人数での暮らしには利便性が高いですが、家族の人数が多い場合はあまり向かないかもしれません。
電気温水器やエコキュートがこのカテゴリーです。
タンクレス給湯器
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予め熱水を準備しているタンク式に対して、タンクレス給湯器はお湯が必要なときに水を加熱し、即座に供給してくれます。
タンクレス給湯器のメリットを紹介します。
タンクレス給湯器は水流を察知して加熱スイッチが作動し、瞬間的にお湯を作り出す仕組みです。貯めた水を保温するのではなく、必要量を瞬時に温めるのでエネルギーを効率よくを使えることがメリットです。(光熱費の削減に繋がる)
タンク式給湯器に比べ、容量が小さいのでスペースを節約できることもメリットのひとつです。
タンクレス給湯器は省エネかつ効率的な加熱方法に特徴がある為、部品や製品そのものの摩耗を防ぎ、寿命が長いと言われています。
一方、初期コストが比較的高いことや、タンク式に比べシステムが複雑であることから定期的なメンテナンスが必要になります。
タンクレス給湯器は主に3種類です。
①ガス給湯器
天然ガスまたはプロパンガスを燃料として使用する給湯器で、もっとも一般的な給湯器がガス給湯器です。速くお湯を供給できますが、通気と安全性に配慮が必要です。ガスの燃費が良いため、エネルギー効率が高いモデルもあります。
②電気給湯器
電気を使用して水を加熱する給湯器です。ガス給湯器に比べて熱効率はやや低い場合がありますが、設置が簡単で比較的コストが低いことが特徴です。
③石油給湯器
タンクレス給湯器には燃料に石油を用いる石油給湯器もあります。ガス給湯器や電気給湯器に比べて月々の費用は安くなる傾向があります。しかし、オイルタンクへ灯油の補充が大変です。
給湯器選び必須ガイドライン8選
多様な種類がある給湯器。普段の生活に密着し過ぎて設置や交換の際にどんな視点で比べると良いかが分からず、
「見た目では違いが分からない」「なんとなく勧められたものを」「何でも良いからとにかく安く」
といった具合に適当に決めてしまっていないでしょうか。
最適な給湯器を選ぶ為に必要な8つのガイドラインを設けました。
①お湯の必要量を計算する
まず、家庭で必要なお湯の量を計算してください。シャワーや洗濯、台所などでの使用量を考慮しましょう。水量は給湯器選びにおいてとても重要なポイントです。家族構成や季節に
よる変動なども加味できるとより適切な給湯器を選択できるでしょう。
②燃料の種類
給湯器は電気、ガス、太陽光熱などの異なる燃料を使用できます。地域のエネルギーコストや供給状況に応じて適切な燃料タイプを選びましょう。
③タイプの選択
給湯器にはタンク式とタンクレス式の2つの主要なタイプがあります。タンク式給湯器は水を予熱し、タンクレス給湯器は必要なときに水を加熱します。どちらがあなたのご自宅に最適か検討しましょう。
④エネルギー効率
エネルギー効率の高い給湯器を選ぶことで、光熱費を節約できます。給湯器のエネルギー効率を確認し、高効率モデルを検討できれば、購入後のランニングコストも抑えることができ、長期的にみても有意義であるはずです。
⑤安全性
給湯器はガスを使用する場合、適切な通気と安全な設置が必要です。設置環境と購入するモデルとの相性が良いか、購入時に販売担当者に相談や確認をしながら設置を検討し、安全性には十分に配慮しましょう。
⑥費用と予算
給湯器の設置や交換の際に費用が気になる人も少なくはないはずです。給湯専用機やふろ給湯器の設置は6万円~20万円が相場ですが、熱源機やハイブリッド給湯器などはさらに高額になりがちです。決して安価ではない給湯器だからこそ、コストへの視点は重要です。
予算に合った給湯器を選ぶことも大切ですが、燃費面や耐久性など長期的な費用対効果の観点も忘れないようにしましょう。初期費用を無理に抑えても修理や交換が度々起こってしまっては、結果的にコスト増になってしまいます。
⑦メンテナンスと保証
給湯器は定期的なメンテナンスが必要です。また、製品の保証にも注意を払いましょう。メーカーやモデルによって保証条件が異なります。購入時に使用用途や頻度などを具体的に伝え、それに見合ったメンテナンスサービスや補償サービスの追加を検討しましょう。
⑧地域の規制と要件
給湯器の設置には地域ごとに異なる規制や要件がある場合があります。地元の建築コードや法規制を確認し、条件に見合った給湯器を選ぶようにしましょう。
給湯器の設置、交換はお早めに
給湯器の寿命はおよそ10年と言われています。滅多に購入や交換をするものではないものの、生活には必要不可欠な暮らしのインフラと言っても過言ではない給湯器。
特に気温が下がることで水温が低下する冬場は給湯器への負担が大きく、故障しやすい季節です。昨今の社会情勢による部品供給の遅れなどで、お求めの給湯器がすぐに手に入らないケースもあります。
「そろそろかな」と思ったら、早めの購入・交換を検討しましょう。
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