自分でできる給湯器のメンテナンス|点検項目と危険性を解説
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「給湯器のメンテナンスは必要?」
「給湯器のメンテナンスを怠ると問題がある?」
「自分でできるメンテナンスはある?」
給湯器のメンテナンスが必要なのか、もし自分でできることがあるならばやりたいと思う方もいることでしょう。給湯器のメンテナンスを怠ると、不完全燃焼や火災の原因になります。
この記事では、メンテナンスの重要性とセルフメンテナンス内容を解説していますので、給湯器を長持ちさせるために参考にしてみてください。
給湯器のメンテナンスは必須?怠った場合のリスク
長期利用するためには、給湯器のメンテナンスが必須です。給湯器のメンテナンスを怠ると、下記のようなリスクがありますので、リスクを回避するためにもぜひ参考にしてみてください。
給湯器のメンテナンスを怠った場合のリスク
- 修理が必要になる
- 事故を引き起こす可能性がある
- 長期利用ができなくなる
それぞれ詳しく解説しますので見ていきましょう。
1.修理が必要になる
給湯器のメンテナンスを行わないと、壊れてから修理が必要になります。給湯器が使用できなかったり、壊れてからの修理は大がかりになったりと大変です。
日ごろからしっかりとメンテナンスを行えば、壊れる前に異変に気づくことができるでしょう。部品を交換するだけならば、すぐに終わり給湯器も使うことができます。
給湯器が完全に止まり、修理が必要になる前にメンテナンスを心がけてみてください。
2.事故を引き起こす可能性がある
給湯器のメンテナンスを怠ると、重大な事故を引き起こす可能性があります。特に火災や不完全燃焼などに注意が必要です。
給湯器の内部が故障すると、発火しやすくなり火事になることがあります。また、空気の配管に問題が起きると、不完全燃焼につながります。不完全燃焼は気づきにくいため死亡事故にも繋がりやすいです。
事故や事件を未然にふせぐためにも、日ごろからメンテナンスをしましょう
3.長期利用ができなくなる
メンテナンスを行わない給湯器は、長期利用ができなくなるでしょう。家庭に設置されている給湯器の耐用年数は、10年ぐらいだとされています。
そのため、長期利用をするには、日ごろからの給湯器のメンテナンスやチェックが大切です。
突然の故障を避けて、少しでも長持ちさせるためにもメンテナンスを必ず行いましょう。
給湯器のメンテナンスは3種類ある
給湯器のメンテナンスは、以下の3パターンがあります。
- 法定点検
- 定期点検
- セルフメンテナンス
法定点検や定期点検は、業者に依頼するため有料です。しかし、トラブルを避けるためには大切なことなので、下記を参考にしてみてください。
1.法定点検
給湯器のメンテナンスの一つとして、業者に法定点検を依頼することが可能です。家庭用に設置されている石油給湯器は、製造から10年たったものは法定点検を義務付けられています。
これは、石油給湯器は経年劣化によって、重大な事故が起きる可能性があるからです。また、石油給湯器と同様に、石油の風呂釜の所有者も法律で義務付けられています。
ただし、法定点検を怠っても、実際に罰則があるわけではありません。しかし、法定点検を受けないと重大な事故につながる可能性があるため、必ず受けるようにしましょう。
通常、法定点検の知らせは、点検期日の6ヶ月前ぐらいから通知が送られてきます。メンテナンスに対して不安がある方は、業者に相談してみてください。
2.定期点検
給湯器のメンテナンスの手段として、法定点検以外にも業者に依頼する定期点検があります。法定点検は製造から10年たったものですが、定期点検は所有者が詳しく点検したいときに依頼できます。
点火装置や基板、サーミスタなど給湯器の内部の点検は、資格が無いとできません。給湯器の耐用年数を長くするために、日ごろから点検し気になる部分は業者に依頼しましょう
3.セルフメンテナンス
給湯器のメンテナンスとして、セルフメンテナンスもできます。内部の点検ができないため、自分の五感を駆使して異常などを確認する方法です。
自分で確認できる項目と、メンテナンス内容を紹介しますので参考にしてみてください。
自分で確認できる内容
- 異音や異臭がしないか
- 水漏れがないか
- 給湯器から発煙していないか
- お湯の温度は適切か
- 給湯器の周りに物が設置されていないか
自分でできる簡単なメンテナンス
- 本体表面の清掃
- 水抜き栓のフィルターの掃除
- 浴槽の循環フィルターを掃除
- 給湯器の周りを整理整頓
給湯器の内部を修理や交換といったメンテナンスはできませんが、セルフメンテナンスを行うだけで給湯器を長く使用できます。
給湯器のメンテナンスは業者に依頼しよう
給湯器内部をメンテナンスするには、以下のような資格が必要です。
給湯器のメンテナンスに必要な資格
- 液化石油ガス設備士
- ガス可とう管接続工事監督者
- ガス機器設置スペシャリスト
- ガス消費機器設置工事監督者
- 簡易内管施工士
- TES工事士
- 給水装置工事主任技術者
資格なしで給湯器の交換を行うと、爆発や火災などの重大トラブルになる可能性があります。自分で解決しようとせずに、少しでも気がかりがあるならば業者に相談しましょう。
給湯器が壊れてからの修理では、状況によっては修理に時間がかかります。
点検依頼の前に事前準備
業者に給湯器のメンテナンスを依頼する前には、以下の準備をすることをおすすめします。事前に準備することで、業者の手配がスムーズになりますので参考にしてみてください。
依頼前に事前に準備するもの
- 給湯器の製品名や製品番号
- 説明書
- 不具合の症状
給湯器は様々なメーカーや種類があります。交換するための部品が異なり、業者はある程度推測して、準備をすることがほとんどです。
そのため、給湯器の詳細がわかることで、準備をしやすくなります。また、当然のことですが、不具合の症状がわかれば、修理が必要か部品交換だけで済むか検討することができるでしょう。
時間の無駄やトラブルを避けるためにも、ぜひ準備をしてから依頼をしてみてください。
給湯器が壊れたからと言って、自分で交換するのはNG
給湯器の法定点検や定期点検、修理や交換にはすべて費用が掛かります。DIYが得意な人や技術力がある人ならば、自分で交換した方が安く済むのではないかと考えるでしょう。
しかし、上述した通り給湯器内部の交換や修理には、様々な資格が必要です。知識が無い無資格な人が作業すると、爆発事故や火災につながる可能性があります。
急に給湯器が壊れてしまった場合、お湯が沸かせなくなり困ることでしょう。安易に自分で判断するのではなく、すぐに業者に相談してみてください。
こういったトラブルを少しでも回避させるためにも、日ごろからメンテナンスをすることをおすすめします。
まとめ
給湯器を長く使えるようにするには、日ごろからのメンテナンスが必要です。メンテナンスは業者に依頼するものとセルフでできることがあります。
給湯器の内部メンテナンスは資格がない場合、確認や修理、交換ができません。しかし、日ごろからセルフでできるメンテナンスをするだけでも、異変を察知することができます。
些細なことでも何か気になることがあれば、自分で対処しようとせずに業者に依頼しましょう。給湯器は修理をするよりも交換したほうが安くなるケースもあります。
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