コラム

【比較表】給湯器を安く買う方法を紹介!見積もり時の注意点とは

最終更新日:2024年04月30日
給湯器を安く買う方法

毎日の暮らしに欠かせない「お湯」は、お風呂や冬場の炊事を快適にしてくれる重要な役割を担います。そのお湯を瞬時に供給する給湯器は、現代の家庭において必要不可欠な設備です。

しかし、給湯器には寿命があり、高価な家電なので取り替えには大きな費用がかかります。

この記事では、給湯器をできるだけ安く買う方法について詳しく解説します。給湯器の価格に差が見られる理由についても触れているので、ぜひ最後までご覧ください。

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給湯器の設置・交換に発生する費用

給湯器を設置・交換する際は給湯器本体以外にも費用が発生します。大きく分けて下記4つの費用に分類されます。

  • 給湯器本体の費用
  • 設置・取り付け工事費
  • リモコンなど付属品
  • 古い給湯器を撤去する費用(交換時のみ)

給湯器を安く購入しようとする際には、給湯器本体は勿論のこと、付帯する費用にも着目してみると良いでしょう。

給湯器の設置・交換費用相場はどれくらい?

ガス給湯器の交換にかかる費用相場は、一般的に10万円〜20万円前後です。

機能交換費用
給湯専用約8.7~14.7万円
オート約14.9~19.4万円
フルオート約16.2~21.1万円

交換する機種や居住環境によっても異なりますが、設置方法・号数・機能性によって金額が前後します。

別記事「ガス給湯器の費用相場を解説!費用を抑えるポイントとは」では、より詳しくガス給湯器の費用相場について解説しています。費用を抑えるポイントについても触れていますので、給湯器の設置・交換を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。

なぜ価格に差が生まれるの?

給湯器の価格は販売店や販売形態によって異なります。では、なぜ異なるのでしょうか。

理由①仕入れ値が異なる

一つ目の理由は、販売店によって仕入れ値が異なるためです。

給湯器の取り扱いが多い店舗では、メーカーから大量に仕入れることで1台あたりの単価を抑えることができます。まとめ買いでお得になるのと同じで、業者も給湯器をまとめ買いして仕入れ値を抑えています。安く仕入れることができれば、消費者に対しても価格の融通を利かせやすくなり、結果的に割引率を高くできる傾向にあるからです。

理由②購入先の業態によって異なる

給湯器の購入先は主に下記の3つです。

  1. 給湯器メーカー
  2. ガス会社
  3. 給湯器交換の専門業者

それぞれ、価格以外にも特徴があります。詳しく見ていきましょう。

給湯器メーカーの特徴

給湯器メーカーの一番のメリットは、充実の保障サービスです。自社の商品を取り扱うため、商品に対する深い知見と充実の保障サービスにより、安心感を持って購入や取り付けの依頼ができるでしょう。

一方、自社商品に限定されることで割引率はあまり期待できないこと、工事のスピード感はデメリットと言えるかもしれません。

ガス会社の特徴

ガス会社と言えば点検のイメージが強いですが、給湯器の設置・交換も対応してくれます。ガスを取り扱うプロなので工事の品質は間違いがなく、安心して購入できるのがメリットです。

ただし、提供するガスの種類によって工事金額に差が出る場合があります。例えば、プロパンガスの会社はシェアを守るために安く設定されることもあるようです。一方都市ガスの会社は、どの地域も高い金額が設定されています。

給湯器交換の専門業者の特徴

給湯器専門業者はその名のとおり、給湯器の販売や設置を本業としている、いわば給湯器のプロフェッショナルです。実店舗を構える場合だけではなく、店舗を持たずホームページのみで営業しているケースもあるなど業態もさまざまです。

給湯器専門業者は、あらゆるメーカーの給湯器をバリエーション豊富に揃え、安価に販売・工事を担ってくれることがメリットと言えるでしょう。

一方、対応エリアが限られることや、業者によっては不必要な工事を勧められる様なケースもあるようです。口コミや工事実績などを入念に確認し、信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

費用比較する際のポイント

給湯器は費用の比較がしにくい商品です。その理由は、上記で紹介したとおり、単純に本体そのものだけの価格で完了しないことや、販売店によって取り付けやアフターサービスなどのパッケージの内容が異なるためです。

また、給湯器自体の号数(給湯器の能力を示す基準)が細かく分かれている為、単純な費用比較は難しいでしょう。例えば、

A:給湯器自体の価格は破格だが、アフターサービスなど保障がない
B:Aよりも総額は高いが、充実のアフターサービスがあるパッケージ

である場合、どちらがお得かという感覚には個人差があるでしょう。

また、給湯器にはガス給湯器や電気給湯器など、種類もさまざまでそれぞれの相場が異なるという点もチェックポイントの一つです。

費用を比較する際には、

  1. 給湯器の仕様(ガス給湯器、電気給湯器など)
  2. 求める号数に見合っているか
  3. 付帯サービスの範囲

というポイントを意識して、条件を揃えた上で費用比較をしましょう。

給湯器の交換を依頼できる業者・店舗の種類一覧

給湯器の交換を依頼できる業者・店舗の種類は、主に下記の4種類になります。

給湯器の交換を依頼できる業者信頼性価格技術力スピード
給湯器交換専門会社
ガス会社
ホームセンター
大手家電量販店

上記の表からも分かるように、業者ごとにメリット・デメリットがあります。

例えば、信頼できる業者という観点ではガス会社が最も優れていますが、一般的に交換にかかる価格は他の業者と比べて高額になる傾向にあります。

また、地元の専門業者を選べばスピーディーに対応してくれるケースが多いので、交換までに時間をかけたくない場合はおすすめです。

状況に応じて最適な選択肢は異なりますので、自分のニーズに合わせて、適切な業者に依頼するのが良いでしょう。

ここからは、各業者の特徴についてより詳しく解説していきますので、参考にしてみてください。

給湯器交換専門会社の特徴

ガス給湯器 交換 保証

給湯器交換専門会社は、その名の通り給湯器の交換に特化した業者です。

給湯器の交換作業において高い専門性を持ち、幅広いメーカーとモデルの給湯器に対応可能です。また、急な故障や緊急の交換ニーズに迅速に対応する体制を整えていることが多いため、信頼性が高く安心して依頼することができます。専門会社は長年の経験を持つ技術者が多く在籍しており、作業の品質保証やアフターケアサービスも充実しています。

しかし、中には専門資格を持たずに営業をしている悪質な業者が存在しているのも事実。慎重に業者を選ばないと、思わぬトラブルに発展することもあるので、十分に注意しましょう。

給湯器の交換を行ってくれる業者の選び方や優良業者を選ぶポイントについては、別記事「給湯器の交換はどこに頼む?交換を行ってくれる業者の選び方を解説」でも詳しく解説しておりますので併せてご覧ください。

ガス会社の特徴

ガス会社は、主に都市ガスを利用する家庭向けに給湯器の交換サービスを提供しています。ガス会社の最大の特徴は、ガス機器に対する深い知識と安全管理への配慮が行き届いている点です。

また、先に少し触れたように、ガス契約をしている顧客には特別な割引やサービスプランが提供されることが多く、総合的に見るとコストの削減ができる場合があります。加えて、ガス会社から給湯器を購入・交換する場合、定期的なメンテナンスや安全点検を一貫して行うことが可能であり、長期的な安全と性能の保持も期待できます。

ホームセンターの特徴

ホームセンターは、DIY用品や家庭用品を幅広く取り扱う店舗で、一部のホームセンターでは給湯器の販売および交換サービスも提供しています。ホームセンターの大きな利点は、一般的な家庭用品と同様に給湯器を店舗で手に入れることができる利便性です。

価格も比較的リーズナブルであり、定期的なセールや割引キャンペーンを利用すればさらにお得に購入できることもあります。

ただし、給湯器に関する知識があまりない場合、種類がありすぎてどれを選べば良いのか分からなくなってしまう可能性がある点はデメリットと言えるでしょう。

大手家電量販店の特徴

大手家電量販店は、最新の家電製品を幅広く取り揃えることで知られており、給湯器も例外ではありません。店舗には、多様なブランドやモデルの給湯器を展示しており、多くの選択肢の中から直接製品を比較して選ぶことができます。

さらに、大手家電量販店では専門のスタッフが常駐しており、製品の機能や性能について詳しい説明を受けることもできるので、専門知識がない方でも安心です。

購入後の設置やアフターサービスも一貫して提供されるため、購入から設置、保守まで一括して管理できるのが大きな利点です。また、ポイント制度や会員割引など、追加の購入特典が得られる場合も多いです。

給湯器を安く買う・設置する方法

給湯器の購入と設置には、ある程度の投資が必要となりますが、適切な方法を選ぶことで、費用を節約しながらも自分に合った製品を手に入れることができます。

ここでは、給湯器を安く買う・設置する方法を詳しく解説していきます。

複数の業者で見積もりを取る

​​給湯器の購入前には、複数の販売業者や設置業者から見積もりを取ることが重要です。各業者によって価格やサービス内容が異なるため、複数の見積もりを比較することで、最もコストパフォーマンスの高い業者を選ぶことができます。

見積もりを取る際は、設置費用や保証内容、アフターサービスの詳細も確認しておくと良いでしょう。また、単に価格だけでなく、業者の評判や過去の実績も考慮することが望ましいです。

ガス王では最大3社に無料で一括見積もり依頼ができ、お得にガス給湯器を交換できる場合があるので、ぜひご活用ください。信頼性できる業者のみを紹介しているので、自分で情報を集める手間を省けるだけでなく、悪質業者に依頼するリスクを避けることもできます。

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補助金や助成金を活用する

多くの地方自治体では、エネルギー効率の高い給湯器の導入を支援するために補助金や助成金の制度が設けられています。これらの制度を利用することで、初期費用を大幅に削減することができます。

補助金や助成金の申請条件は地域によって異なるため、購入前に自分の住む地域の制度を調べ、適用可能かどうかを確認しましょう。

オフシーズンに購入する

給湯器の需要は季節によって変動するため、オフシーズンに購入することはコストを削減する有効な方法です。特に冬の寒い時期を避け、春や初秋など需要が低下する時期に購入すると、割引価格で購入できる場合があります。

また、業者もオフシーズンには売り上げを確保したいため、より良い条件での販売や特別キャンペーンを実施することが一般的です。このタイミングを狙うことで、購入費用を抑えることが可能になります。

型落ちモデルを狙う

最新モデルの給湯器も魅力的ですが、型落ちモデルを狙うことも一つの賢い選択です。

新しいモデルが市場に出ると、古いモデルは価格が下がる傾向にあります。しかし、型落ちモデルは、使用上の問題があるわけではなく、単に最新の機能が追加されていないという理由で安くなっています。そのため、基本的な給湯器の機能で満足できる場合は、型落ちモデルでも十分でしょう。

大切なのは、製品の性能と価格を比較し、最もコスト効率の良いモデルを選ぶことです。自分で分からない場合は、家電量販店や専門業者にニーズを伝えて、自分に合ったモデルを選んでもらうのもおすすめです。

エネルギー効率の高いモデルを選ぶ

初期投資は高くなる場合がありますが、エネルギー効率の高い給湯器を選択することは、長期的に見てトータルの投資を抑えることができる場合があります。

高効率の給湯器は、使用するエネルギーを最小限に抑えられるため、月々の光熱費が低減され、長期間にわたって運用コストの節約が期待できます。

給湯器を購入する際の注意点

給湯器を購入する際には、より金額を抑え、工事の際のトラブルを防ぐためにも注意すべきポイントがあります。

後悔なく給湯器を購入・設置するために以下のポイントを押さえておきましょう。

1.見積は現場を見てもらって確実な金額を出してもらう

給湯器の交換はトラブルがつきもので、工事当日に見積もり金額が上がることも少なくありません。そのため、業者には可能な限り現場を事前に調査してもらうのが良いでしょう。

多忙で現場立ち会いが難しい場合、業者によっては写真での対応を依頼することもできます。しかし、不十分な見積もりは後のトラブルやガス事故の原因にもなり得ますので、現場調査をしっかりと行うことをおすすめします。

業者は給湯器の設置に関するプロフェッショナルです。現在の給湯器の状況や居住環境を伝えれば、適切な見積もりを提供してくれますが、実際の工事で事前の条件と異なる状態だと分かる場合があります。特にインターネットで購入した給湯器の取り付けを依頼する場合、商品によっては業者に断られることもあるので注意しましょう。

また、基本的には、同じ機能やサイズの給湯器に交換するのが一般的ですが、不必要に高機能な商品が設置されているケースも見られます。

現場調査や事前のヒアリングによって、業者がより経済的な商品を提案してくれることもあります。これにより、予想よりもコストを抑えられることもありますので、事前の立ち会い調査は非常に重要です。

2.スタッフの対応も含めて、合う業者を選ぶ

給湯器の工事を依頼する際は、スタッフの対応も重要なポイントです。特に以下のような問題がある場合は注意が必要です。

  • 質問に対して明確な回答が得られない
  • 態度が横柄である
  • 専門知識が不足しているように感じる

これらの特徴が見られた場合、その業者に決める前に他の業者も検討することをおすすめします。給湯器は日々の生活に不可欠なため、手抜き工事が行われるとすぐにトラブルが発生し、日常生活に影響が出てしまいます。

そのため、価格ももちろん大事な要素ではありますが、しっかりと信頼できる業者に依頼し、丁寧かつ適切に工事を行ってもらうことを最重要視しましょう。

給湯器に不具合が見られたら、交換のサイン

給湯器の寿命は約10年と言われてます。

「まだ大丈夫」「今年は耐えてくれ~」など、給湯器に毎年の様に願掛けしているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、残念ながら神頼みで給湯器は長持ちすることはありません。

冬に壊れやすい給湯器。壊れてしまってから購入&工事となると時間がかかってしまいますし、ピーク時には工事業者がつかまらない、という事態にも。

そんな緊急事態にならないよう、早めの購入・交換を心掛けましょう。給湯器交換のサインは下記です。

  • 水からお湯になるまで時間がかかる
  • 給湯器の周辺にガスっぽい匂いがする
  • 追い炊きができない
  • 電源が入らない
  • リモコン操作ができない

これらが頻発した時には、完全に故障してしまう前に交換をオススメします。

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