給湯器の号数とは?選び方と号数以外に確認すべきポイントを解説
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ガス給湯器は給湯力が高くて、壊れにくいためとても重宝します。毎日のように稼働させるものなので、毎月発生する光熱費を節約できれば家計の負担も減るでしょうから、ちょっとでもガス代が安い方が良いですよね。給湯器の買い替えや購入を考えているけれど、号数を上げてしまったらガス代が高くなるのではと不安になる人もいるのではないでしょうか。
この記事では、給湯器の号数の選び方の目安と、号数以外に確認すべきポイントなどについて解説していきます。
給湯器の号数とは?
家庭に給湯器を設置する時には、製品に記載されている「号数」を選ぶ目安にします。生活環境に合っていない給湯器を選んでしまうと、ガス代が余計にかかったり給湯能力の不足に繋がったりする恐れがあります。
給湯器の号数による目安を把握していれば、設置に最適な選択がしやすくなります。一般家庭で使われている主な給湯器は「16号・20号・24号」などです。給湯器の号数は、給湯器の給湯能力を表しています。
16号・20号・24号など数字が大きくなるほど給湯能力が高くなります。号数は1分間に水温+25℃のお湯が何リットル出せるのかを表しています。例えば、20号の給湯器の場合の給湯能力なら、1分間に20リットルのお湯を供給できるということです。
日常生活で使用するお湯の量は家庭ごとに違いますから、同じ家族構成であっても、同じ号数とはなりません。
号数の確認方法
特にオンラインストアで購入した給湯器は、自宅に届くまで現物確認が難しいでしょう。もしかしたら、注文したものと給湯器のメーカーや号数が間違っているかもしれません。そのため、自宅に届いたら設置する前に、必ず注文したメーカーと号数が合っているか確認することが大切です。給湯器本体を見れば号数がわかるので、トラブルを防ぐためにも知っていると安心です。
基本的には、給湯器の前側あるいは後ろ側にステッカーが貼られているので、型番・型式を確認できます。給湯器の型番に「16・20・24」などの号数が記載されているのです。例えば、株式会社パロマの給湯器製品の「FH-E168FARL」でしたら、16という数字が記載されているため号数は16号になります。
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給湯器の号数を上げたらガス代は変わる?
エネルギー供給にガスを導入している家庭のなかには、家族が増えたり生活環境が変わったりして、使用している給湯器の号数を上げるべきか、検討するところもあるのではないでしょうか。しかし、給湯器の号数を上げると、ガス代も高くなってしまうのではと不安になりますよね。
給湯器の号数を上げても、今までと同じ給湯量であればガス代には影響しません。ただし、号数変更する際はガス会社に連絡をして、ガスメーターの交換が必要になることもありますが、多くの場合無料で交換してくれます。
ただ、使用中の給湯器の性能やコストに不満が無ければ、号数は変えない方が良いでしょう。給湯器の交換を考えている場合は、同じ号数の製品の購入をおすすめします。
一般的によく使われる給湯器の号数
給湯器の号数を上げても、そもそもお湯の供給量が以前と変わらなければ、ガス代は高くならないとお伝えしました。本章では、一般的によく使われる給湯器の号数を解説していきます。
16号
一人暮らしの人や2人家族におすすめのものが16号の給湯器です。16号の給湯器は、1分間に16リットルのお湯を供給する能力があります。単身用の賃貸だとこのサイズが使われていることが多いです。
20号
2人から3人世帯に向いている給湯器が20号のサイズです。20号の給湯器は、1分間に20リットルのお湯を出す供給能力があります。
3人同時にシャワー、台所、洗面所などでお湯を出してしまうと、20号では物足りなさを感じるかもしれません。複数人が水回りを同時使用しなければ、全く問題無いでしょう。
24号
4人以上の家族に向いている給湯器が24号です。24号の給湯器は、1分間に24リットルのお湯を出す供給能力があります。20号のサイズは3人同時にシャワー、台所、洗面所などでお湯を出すのは給湯能力を考えると厳しいですが、24号は不満を感じにくいでしょう。
27号
27号は一般家庭が選ぶ給湯器には向いていません。27号の給湯器は、1分間に27リットルのお湯を出す供給能力があります。日常で大量のお湯を使うシーンに求められるため、給湯器の27号以上のサイズは業務用と言えます。
32号
一般家庭では使用されにくい32号の給湯器は、主に業務用として使われています。32号の給湯器は、1分間に32リットルのお湯を出す供給能力があります。給湯器の号数は32号以上のものもありますが、それ以上は一般家庭では使用されるタイプではありません。
給湯器選びで号数(サイズ)以外に確認すべきポイントを解説
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ここまでで、給湯器の号数の基礎基本をお伝えしてきましたが、給湯器の新規購入や交換を検討する時に号数だけを目安にすると失敗しやすいです。号数以外にもチェックすべきポイントがあります。
次章では、給湯器選びで号数(サイズ)以外に確認すべきポイントを解説していきます。
- オートタイプかフルオートタイプか確認する
- 設置方法のタイプを確認する
- 保証で交換できるか確認する
- ほしい機能が付いているか確認する
- 迷うなら給湯器の専門会社に相談する
オートタイプかフルオートタイプか確認する
給湯器はオートタイプかフルオートタイプに分かれています。
オートタイプは、追い焚き機能や、設定温度・設定湯量に合わせてお湯を供給する機能です。賃貸マンションでも使われます。
フルオートタイプは、オートタイプの機能とは別に、自動たし湯や配管自動洗浄機能などが加わります。
給湯器の設置タイプを確認する
給湯器には屋外設置タイプと屋内設置タイプがあります。屋外設置タイプでは、給湯器を壁に付ける壁掛型と、床やブロック上に置く据置型に分かれます。戸建てではお風呂場近くの外壁、集合住宅では廊下・ベランダなどに設置されています。
屋内設置タイプの場合は、給湯器を壁に固定する壁掛型や、浴室用として据置型に分かれます。屋内設置タイプでは長く使っているものだと、法改正によって設置基準に満たなくなっている場合もあるので、自身で勝手に決めず業者に判断をあおいでください。
特に屋内設置タイプの場合、昔の法律ではOKだった基準が現行の法律ではNGになっているケースがあるため、自分で勝手に判断しないほうがいいです。
保証で交換できるか確認する
買い替えてすぐの不具合であれば、保証で交換が可能です。ただし、ほとんどの場合で1年もしくは2年の期間が設定されています。
給湯器は永久に使える物ではなく、電化製品と同じ消耗品です。購入して使い続けているうちに、給湯能力が落ちたり不具合が起きたりする可能性もあります。
給湯器の寿命は約10年が目安となっているので、長年使い続けている方は保証期間は切れています。
ほしい機能が付いているか確認する
給湯器の種類によっては、必ずほしい機能が備わっているわけではありません。
オートタイプ、もしくはフルオートタイプでないと、追い焚きのような特殊機能はありません。湯張り、たし湯なども、グレードの低い給湯器では備わっていません。
迷うなら給湯器の専門会社に相談する
家庭に設置する給湯器には色々なサイズがあるので、どの号数が適切なのか、見極めるのが難しく迷う方もいるでしょう。
給湯器の選び方がわからない、迷っているけれど決めきれないという人は、プロの専門会社に相談して決めると、今のライフスタイルに合ったものを設置できます。1つの業者に相談するのではなく、複数の業者に見積もりを依頼してコスト面や信頼できそうなのか比較検討してベストな選択をすることが大切です。
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まとめ
キッチンやシャワー、お風呂などでお湯を供給する給湯器は、今や私達の生活に欠かせないものです。給湯器の種類は色々ありますが広く普及しているのはガス給湯器です。
- オートタイプかフルオートタイプか確認する
- 設置する場所を確認する
- 保証で交換できるか確認する
- ほしい機能が付いているか確認する
- 迷うなら給湯器の専門会社に相談する
ガス給湯器の設置を考えているご家庭は、号数以外にも上記でお伝えした確認すべきポイントを参考にしてライフスタイルに合ったものを選んでみてください。