引越し先で給湯器トラブル!よくある原因と給湯器接続工事の流れ
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「引越し先で給湯器からお湯が出ない!」
「水はでるのになぜ?お湯が出ない原因は?」
給湯トラブルの主な原因は、ガス供給に不具合がある、給湯器故障、配管の凍結、水道トラブルなどが挙げられます。この記事では、給湯器のトラブルを引き起こす主な原因とすぐにできる対処法を解説します。また、給湯器の取り付けや交換に関する業者の選び方までご紹介しますので、引越し時のトラブルであってもスムーズに対応できます。
給湯器のトラブルでお困りの方は、ぜひ参考にしてください。
給湯器トラブルのよくある原因5つ
引越し先で給湯トラブルに遭遇した際、主な原因は以下の5つです。給湯器に不具合が生じているかもと感じた際は、以下の原因である可能性が高いでしょう。
1. ガスが供給されていない
引越し当日からガスを使用するためには、利用するガス会社に事前に連絡を行い、開栓作業をスケジュールに組む必要があります。ガスの開栓は基本的には立ち合いが必要で、開栓が行われなければガスの使用はできません。
ガスの開栓作業が終わっているにもかかわらずお湯が出ない場合、他のガス機器が使用できるかどうかを確認します。他のガス機器が使用できない場合、まずガスの元栓が閉まっていないか確認してください。
ガスの元栓が開いているにもかかわらず、お湯が出ない場合は給湯器本体にもガス栓が存在する可能性があります。給湯器のガス栓が閉まっていないか確認し、必要であれば開けてください。
2. 給湯器が壊れている
給湯器の耐用年数は約10年程度といわれており、10年以上経過している場合は給湯器の交換を検討することが推奨されます。引越し先で給湯器本体が原因でお湯が出ない場合は、メーカーや業者に修理や交換を依頼する必要があります。
一軒家の場合は、自ら業者を手配し修理・交換を行えますが、マンションなどの場合は注意が必要です。賃貸マンションで給湯器の故障が疑われる場合、まずは速やかに大家さんや管理会社に連絡し、指示を仰ぎましょう。
修理・交換に伴う費用は一般的には大家さんや管理会社の負担するケースが多いようですが、契約内容によっては自己負担の可能性もあります。連絡時に費用はいくらかかるのか確認し忘れないよう注意しましょう。
3.配管に問題がある
冷え込みが厳しい季節では、給湯と蛇口の接続部である配管が凍結し、お湯の供給が阻まれることがあります。凍結によって水の通り道が塞がれるため、解凍が必要です。
凍結した配管を解凍する際には、必ず自然解凍を選びましょう。熱湯を使用すると配管が破裂する可能性があるため、注意が必要です。急いでいる場合は、ぬるま湯を使うことで安全に解凍できます。
一方で、水漏れが発生した場合は配管に穴や接続部のゆるみが考えられます。この場合、修理や交換が必要です。
4.水道関連に問題がある
そもそも水すら出ないといったケースは、給湯器の故障ではなく水道関連のトラブルが考えられます。家のすべての蛇口から水もお湯も出ない場合、まず水道の元栓が閉まっている可能性があります。
マンションなどの集合住宅では、一般的に水道の元栓は玄関の外側にある扉の中に配置されています。右に回すと閉まり、左に回すと開きますので、元栓の状態を確認しましょう。
1ヶ所だけ水が出ない場合は、蛇口の不具合や止水栓の開閉状態による問題が考えられます。止水栓は給水管と給水器具の間に設置されており、キッチンや洗面台の収納部やシャワーの下に配置されています。
止水栓が開いている場合、水栓金具や給水フィルターの故障が原因で水が出ないことがあります。1箇所の不具合でも早急な点検が必要です。この場合は専門の水道業者に連絡し、適切な対処を行うようにしましょう。
5.電気の供給に問題がある
引越し先がオール電化だった場合、電気の供給ができていないことによって給湯器が利用できなくなっているケースもあります。オール電化の住居では、電気温水器などが設置されている場合、事前に電力会社へ通電作業を依頼する必要があります。この作業には基本的に、立会いが必要です。
給湯器の電源が入っているかどうかを確認するためには、分電盤のブレーカーが上がっているか確認しましょう。また、オール電化の場合は電気温水器専用のブレーカーも別途確認が必要です。
また、給湯器のリモコンの電源や電源プラグが正しく差し込みされているかも確認してください。電源プラグが抜けている可能性もあるので、不具合が生じている場合は念のためチェックしてみるとよいでしょう。
引越し後にお湯が出ない時の緊急対処法
家全体で全ての蛇口からお湯が出ないのかをチェック
まず、家全体の蛇口からお湯が出るかをチェックしましょう。各部屋の浴室、洗面所、キッチンなど、ある一部の蛇口からお湯が出ない場合、混合水栓の故障が考えられます。たとえば、浴室や洗面所ではお湯が出るのに、キッチンの蛇口からはお湯が出ない場合は混合水栓の故障が疑われます。
キッチンや浴室の蛇口は通常、混合水栓が使用されており、これが故障するとお湯と水の切り替えがスムーズに行えなくなるためです。
もし家全体のすべての蛇口からお湯が出ない場合、給湯器の故障やエラー、またはガスが止まっている可能性があります。給湯器の電源やガス供給を確認し、エラーコードが表示されていれば内容を確認しましょう。
水すら出ない場合
蛇口から水すら出ないといった場合は、室内の止水栓を確認しましょう。蛇口の下にある止水栓を反時計回りに回して開けてみてください。止水栓を開いても水が出ない場合は、次に元栓を確認しましょう。マンションでは、元栓が廊下にメーターボックスとして設置されていることが一般的です。元栓が見えたら、反時計回りに回してみてください。
止水栓と元栓を開いても水が出ない場合、マンションの給水設備にトラブルが起こっている可能性があります。管理人に連絡し、他の住民から同じような報告がないか確認してみましょう。
給湯器以外のガス機器も使用できない場合
給湯器以外のガス機器も使えない場合、ガス供給に問題がある可能性があります。ガスメーターが正常に動いているか確認してみましょう。ガス遮断装置が付いている場合、ガスを長時間使用していたり、ガス漏れや地震などの危険を感知して自動的にガスが止まっているケースもあります。
また、入居時にガスの元栓が閉まっている場合は、ガス会社に連絡して作業員に開栓作業をしてもらう必要があります。
給湯器は自分で取り付けできる?
ガス配管との接続工事は資格がないとできない
給湯器とガス配管の接続工事は無資格で行うことができません。接続工事を行うにはガス機器に関する国家資格が必要になります。設置工事にはガス漏れ防止のためのガス検知作業も含まれるためです。
無資格での作業は罰則はないものの、ガス漏れのリスクが高まり大変危険です。給湯器の交換や取り付けを検討している方は、必ず専門業者に依頼してください。
ガス給湯器の接続工事の流れ
ガス給湯器の接続工事は、主に以下のような内容を行います。
- 新しい給湯器の取り付け
- 給水、給湯、追い焚き、ガスの配管の取り外し
- 配管の保温工事
- ガス配管接続(ガス工事)
- 取り外した配管の再接続
- 電源コードの取り付け、ガス栓の閉止
- 給湯器の試運転
- リモコン等の交換
きちんと作業が行われているのかを確認するために、把握しておくとよいでしょう。
4. 給湯器トラブルの際は専門業者への依頼がおすすめ
給湯器のトラブルの際は、給湯器専門業者に依頼するのがおすすめです。給湯器専門業者なら様々なメーカー製品を提供できる上に、高い専門知識を備えていることから満足度の高いサービスを受けられるでしょう。さらに工事が格安になるキャンペーンやアフターサービスも魅力の一つです。
ただし、給湯器専門業者といっても多くの業者が存在するため、資格を持たずに作業する悪徳業者に注意が必要です。ハウスメーカーや家電量販店も選択肢として挙げられますが、担当者の知識不足も見受けられます。
さらにガス会社は信頼性が高く手続きがスムーズではありますが、ガスの種類により工事金額差や給湯器の機種に制限があるケースも。それぞれの選択肢のメリット・デメリットを検討し、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
また、給湯器取り付け費用の相場について知りたい方は「ガス給湯器の費用相場を解説!費用を抑えるポイントとは」を参考にしてください。
5.まとめ
引越し先での給湯器トラブルに悩んだら、いち早く給湯器の専門業者への相談がおすすめです。信頼性の高い業者の選定や料金の相場も確認して、安心して新生活をスタートさせましょう。とはいえ引越しで慌ただしい中、多くの業者の中から質の良い業者を見極めるのは容易ではありません。
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