コラム

給湯器が凍結した場合の原因や対処法、事前の予防方法を紹介

最終更新日:2024年06月21日
給湯器 凍結

給湯器が凍結してしまったけど、どのように対処すれば元通りになるのだろうと悩んでいる方もいるでしょう。給湯器が凍結した場合の対処法を把握すれば、現在凍結していても安全に使用できます。

この記事では、以下の内容をお話しします。

  1. 給湯器が凍結する原因
  2. 修理にかかる主な費用
  3. 凍結した場合の対処法
  4. 凍結を防ぐための予防策

これらの情報を参考にして、給湯器を元通りにするお手伝いができたら幸いです。

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給湯器が凍結する原因

給湯器が凍結した場合の対処法を実戦する前に、まずは凍結の原因を理解することが重要です。原因を把握していないと、再び凍結してしまう可能性があります。ここでは、給湯器が凍結する主な原因を2つご紹介します。

配管内の水が動かない時に凍結しやすい

給湯器は水が動いていないと凍結しやすくなりますが、水が流れていると凍りにくくなります。水が流れていると熱が運ばれ、冷えた部分を温めるため凍結を防ぐからです。一方、水が動かないと、その場にとどまり続けるため外気の影響を直接受けて凍りやすくなります。

例えば、家を数日間留守にしているときや、気温が一番低くなる夜間や早朝には、水が静止していると凍結のリスクが増します。

水温が0℃になった

水は0℃で凍るため、水温が0℃になると凍りやすくなります。そのため給湯器には自動で温めるヒーターが搭載されており、本体が凍結することは少ないです。

ただ、給湯器につながっている給水パイプは外に露出しているため、外気温が下がるとパイプ内にある水の温度も低下し、0℃以下で凍結します。0℃以下になった途端すぐ凍結するわけではなく、-4℃以下に下がると排水管の氷が凍り付く傾向にあります。

給湯器が凍結した場合の主な修理費用

配管が破損した場合、修理費用は数千円から数万円程度です。しかし、給湯器内部の配管が破損すると、高額な修理費用が発生します。給湯器内部の配管破損には、以下の5つの症状が考えられます。

  • 残留水が凍結して配管が破損する
  • 凍結部分が溶けて、水漏れが発生する
  • 内部配線に接続した部品に水がかかり漏電する
  • 漏電によりブレーカーが落ち、給湯器が停止する
  • 電気回路が故障して熱交換器が破損する

上から下に下がっていくにつれて、給湯器が凍結した場合の修理費用は高額化します。一番下の症状の場合は、以下の表の金額が発生する可能性があるので確認しましょう。

発生する費用金額
電子回路の修理代約40,000円
熱交換器の交換(おいだき回路)約50,000円
熱交換器の交換(給湯回路)約60,000円

もし、製造終了から10年以上経過している給湯機が凍結して故障してしまった場合、部品の交換はできず交換しなければいけない可能性があります。気になる方は、一度給湯機のメーカーにお問い合わせください。

給湯器が凍結した場合の対処法

給湯器が凍結してしまうと、どう対応すればよいのか迷ってしまうかもしれません。そんなときのために、3つの対処法をご紹介します。

ぬるま湯をかける

外の配管部分で凍結している場合は、凍結部分にぬるま湯をかけましょう。ぬるま湯をかける場合は、以下の手順で実践してください。

  1. 給湯器の電源を切って、風呂場や台所の蛇口をひねる
  2. 凍結部分にタオルを巻いて、35〜40℃のぬるま湯をかけて徐々に氷を溶かしていく
  3. 氷が溶けて水が出たら蛇口を締めて、タオルを取る
  4. かけたお湯を給水パイプの内側からしっかり拭き取る
  5. 水漏れしていないかを確認したうえで、給湯器の電源を入れる

ぬるま湯をかける方法は、素早く氷を溶かします。ただ、ぬるま湯をかけて給湯器や給水パイプを壊してしまう場合があるので気をつけてください。

自然解凍を待つ

給湯器が凍結している場合、自然に解凍するのも一つの方法です。外の気温が上昇すれば、氷は自然に溶けるでしょう。ただし、自然解凍後に配管が破損して水漏れしている可能性があるため、確認を行ってから、問題がない場合に給湯器の電源を入れてください。

専門業者に相談する

解凍したのに水漏れが発生した場合は、専門業者に相談しましょう。専門業者に相談して依頼するときは、複数の業者で相見積もりを取ってください。

同じ依頼内容でも業者によって料金がそれぞれ異なっています。少しでもリーズナブルな価格で依頼するためにも、最低でも3社から相見積もりを取りましょう。専門業者に相談し、迅速にトラブルを解決してください。

凍結しないための予防策

給湯器が凍結すると一時的に使用できなくなるため、できるだけ凍結を防ぐ対策が求められます。給湯器が凍結しないようにするための予防策を以下に4つご紹介します。

給湯栓から水を流す

給湯栓から水を流すことで、凍結のリスクを減らすことができます。給湯器の配管には水が残っているため、特に寒い時期にはこの水が凍結する可能性があります。給湯栓から水を流す際には、以下の手順を参考にしてください。

  1. リモコンの運転スイッチを切る
  2. 浴槽の排水栓を閉め、給湯栓をわずかに開けて、2〜4mmの水を流す

上記の手順で水を流せば、配管内に水が残りにくくなります。配管内に水が心配な場合は、給湯栓から十分な量の水を流してください。

凍結予防ヒーターを活用する

周囲の気温が低下すると自動的に機器内を温める凍結防止ヒーターが装備されています。周囲の気温が約3℃前後になると作動することが一般的ですが、装備されていても動作しない場合もあります。凍結防止ヒーターの状態を確認する際には、以下の3つのポイントを確認してください。

  • 電源プラグがコンセントに差し込まれているかどうか
  • 浴槽の水位が上部循環口よりも5cm以上あるか
  • リモコンに凍結防止ヒーターの表示マークが表示されているか

凍結防止ヒーターを有効活用することで、効率的に給湯器の凍結を防止できます。使用している給湯機に凍結予防ヒーター機能があった場合は、積極的に活用してください。

給湯器の水抜きを定期的にする

給湯器の水抜きを定期的に実施するのも、凍結予防策の一つです。水抜きのやり方は、自宅の作りによって異なっています。たとえば、壁パネルに氷止めが用意されている場合は、壁パネルの氷止めボタンを押して各蛇口のお湯側を開けるだけで実施可能です。

また、手動で水抜きをするときは、給湯機への入水を止めつつ、配管内の水を排出するとよいでしょう。なお、どれが水抜き栓なのか分からない方は、給湯器の取扱説明書を確認すれば、細かな説明が記載されているので、説明書通りに実践すれば水抜きを実施できます。

凍結防止のテープを巻く

給湯器の配管にカバーを取り付けることで、凍結を防止する効果が期待できます。凍結予防のために使用する場合は以下の3か所です。

  • 給水配管
  • 給油配管
  • ドレン配管

配管にカバーを取り付けて、ビニールテープで被せるように上から下に巻きつけてください。

まとめ

給湯器が凍結した場合、ぬるま湯をかけたり、自然解凍を待つなど、さまざまな対処法が必要です。

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