太陽光発電とエコキュートを連携する方法は?メリットやデメリット、注意点を紹介
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太陽光発電とエコキュートの連携についてご不明な点があるかもしれませんが、両者を連携させることで効率的にお湯を沸かすことが可能です。
ただし、この連携には初期費用や設置スペースの必要性など、いくつかのデメリットもあります。
この記事では、以下の内容をお話しします。
- 太陽光発電とエコキュートを連携する方法
- 連携することのメリット
- 連携することのデメリット
- 連携する際の注意点
これらの情報を参考にして、太陽光発電とエコキュートを連携するべきか判断する材料にしてもらえたら幸いです。
太陽光発電とエコキュートを連携する方法は?
太陽光発電とエコキュートを個別に設置している場合、連携させるためには工事が必要です。ただ、一部の太陽光発電システムやエコキュートには連携機能が組み込まれており、追加工事なしで簡単に導入できるものもあります。
たとえば、日立では専用のエコキュートアプリを利用し、翌日の天気予報に合わせて自動で沸き上げの設定をします。家族の見守り機能や節約サポートの実施など多彩な機能を兼ね備えています。
また、コロナではソーラーモードアプリを使用して、前日までの電力消費から余剰電力量を予測し、昼間にもお湯を沸かすことが可能です。太陽光発電を活用し、HEMSを組み合わせて使用して電力消費率を最適化し、電気代を節約する取り組みも行われています。
このようにメーカーによって利便性が大きく異なっているので、それぞれのメーカーの特徴を理解し、自分に合った機械を設置しましょう。
連携するメリット
太陽光発電とエコキュートを連携するメリットを把握しなければ、実際に導入する判断ができません。ここでは、太陽光発電とエコキュートを連携させる際の3つの利点を紹介します。それぞれのメリットを理解し、導入するべきか決定しましょう。
- 効率的なお湯の沸かし方が可能
- 深夜電力プランを活用してコストを抑えられる
- 卒FIT後の余剰電力を自家消費に回すことができる
効率的なお湯の沸かし方が可能
太陽光発電とエコキュートを連携させると、効率的にお湯を沸かすことができます。太陽光発電は日中に発電しやすいため、短時間でお湯を沸かすことが可能です。
深夜や朝より日中にお湯をよく使用するのであれば、太陽光発電とエコキュートを連携させるのが良いでしょう。
深夜電力プランを活用してコストを抑えられる
太陽光発電とエコキュートを連携させることで得られるメリットの一つは、深夜電力プランを活用した給湯よりもコストを抑えられる点です。エコキュートは従来、電気代が安い深夜のみお湯を沸かす必要があり、これが不便と感じられることもありました。
しかし、太陽光発電とエコキュートを連携させることで、太陽光電力を利用できるので、コストの削減につながります。
卒FIT後の余剰電力を自家消費に回すことができる
太陽光発電とエコキュートの連携によって、卒FIT後の電力を自家消費に充てられるメリットが得られます。再生可能エネルギーの固定買取制度が終了すると、太陽光発電から得られた余剰電力を自分の家庭で消費できるようになります。
これにより、販売予定だった余剰電力を自家消費できるため、さらなるコスト削減が可能となります。
連携するデメリット
先ほどはメリットを紹介しましたが、逆にデメリットも存在します。デメリットを把握しなければ、太陽光発電とエコキュートを連携するべきか判断ができません。
ここではデメリットを紹介します。
- 停電時に稼働できない恐れがある
- 設置にはスペースが必要である
停電時に稼働できない恐れがある
停電時の場合、太陽光発電とエコキュートを連携させたとしても稼働できない恐れがあります。エコキュートは200V対応機器を必要としていますが、200V非対応の太陽光発電もあるためです。
200V対応の蓄電池を購入すれば、停電時でも関係なくエコキュートを稼働できます。蓄電池を活用すると、日中貯めた電気を好きな時間に消費できるので、効率的に電気の使用が可能です。
設置にはスペースが必要である
太陽光パネルとエコキュートを設置するには、それぞれの装置に適したスペースが必要です。太陽光パネルの場合、日光を遮る建物がある場合や南向きの屋根がない場合は、設置が制限されることがあります。
また、エコキュートを設置する際は、2つの室外機を敷地内に設置する必要があります。近隣への稼働音の影響や、敷地内に設置するためのスペースが不足している場合には、エコキュートの設置が困難になることがあります。
連携する際の注意点
太陽光発電とエコキュートを連携させる際には、いくつかの重要なポイントに留意する必要があります。以下に太陽光発電とエコキュートを連携する際の注意点を2つ紹介します。それぞれの注意点に気をつけつつ、連携させましょう。
一部メーカーの機種で対応できない場合がある
太陽光発電とエコキュートを連携させることは、多くのメーカーで可能ですが、一部の機種では対応していない場合があります。以下に、対応していない機種の例を示します。
メーカー | 品番・シリーズ |
---|---|
三菱 | Aシリーズ給湯専用タイプ、エコキュートライト、コンパクトキュート |
コロナ | CHP-18AX5-2、CHP-S30AY1-12B、CHP-S30AY1JJ-12、CHP-37AY1E-42、CHP-E37AY5K、CHP-S30AY1JE-12、CHP-37AY1-42 |
日立 | BHP-FS46WH、BHP-FS37WH |
参照:コロナエコキュート WEBカタログ
参照:日立エコキュート WEBカタログ
ほかにも非対応機種はあるので、購入する際に店頭で確認するもしくはメーカーに直接確認をしましょう。
定期的なメンテナンスを二重にしなければいけない
太陽光パネルとエコキュートの両方とも、定期的なメンテナンスをしなければいけません。太陽光パネルは4年に一度、エコキュートは半年に一度メンテナンスを行うことで、安全に使用することができます。
故障を未然に防止するためにも、定期的なメンテナンスを欠かさず行ってください。
よくある質問
設置に補助金をもらうことはできる?
太陽光パネル単体での補助金は給付されませんが、エコキュートを設置すれば補助金がもらえる可能性があります。エコキュートを設置した場合は、5万円が補助されます。ただ、加算要件を満たさなければ支給されないので、以下のリンクを参考にしてください。
参考:対象機器の詳細|経済産業省
雨の日はどうすればいい?
雨の日でも、エコキュートは通常通りに作動します。電力会社からの購入電力を使用するため、操作方法を変更する必要はありません。
太陽光パネルは、日光を直接必要としますが、雨の日でも発電は可能です。ただし、日照が少ないために発電量は減少します。一部の太陽光パネルは、曇りや雨天時にも少量の光を受けて発電する能力がありますが、晴れた日に比べて効率は低下します。
深夜は電力を購入するしかないの?
夜間には太陽光パネルからの電力供給は期待できません。このような場合、電力会社からの購入電力を利用する必要があります。
エコキュートは電気で動く温水器であり、事前に温水を貯蔵しておくことができます。深夜でも事前に温水を準備しておけば、エコキュートを使用することができます。ただし、エコキュート自体の運転には電力が必要であり、深夜の場合は電力を購入することになります。
昼間に余剰となった電力があれば、電力を購入せずにエコキュートでお湯を沸かすことができます。
まとめ
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