給湯器が点火しない!点火不良の原因と解決方法を解説
シャワーを浴びようとした時、お湯が出ないという経験は誰しもが一度は経験したことがあるのではないでしょうか?給湯器が突然点火しなくなってしまうと、日常生活に大きな支障をきたします。
このような点火不良の問題を解決するためには、まず原因を正確に把握し、適切な対処方法を取ることが重要です。
本記事では、給湯器が点火しない原因と確認すべきポイント、さらには具体的な対処方法について詳しく解説します。給湯器のトラブルに適切に対処するためにも、ぜひ参考にしてみてください。
給湯器が点火しない原因と確認すべきポイント
給湯器が点火しない場合、原因は一つではなく、さまざまな要素が関与していることが多いです。トラブルの原因を特定するためには、いくつかのポイントを確認する必要があります。
ここでは、給湯器が点火しない原因と確認すべき7つのポイントについて詳しく説明します。
- 表示画面のエラーコード
- 給湯器の電源
- ガスの元栓
- 給湯器の水圧
- 給湯器の安全装置
- 給湯器のフィルター
- 内部部品の故障
「突然お湯が出なくなった」などのトラブルが起きた際は、これから紹介するポイントを確認するようにしましょう。
表示画面のエラーコード
給湯器が点火しない場合、まず最初に確認すべきは表示画面に表示されるエラーコードです。多くの給湯器には、問題の原因を特定するためのエラーコードが表示される機能が備わっています。
エラーコードは、メーカーごとに異なる場合があるため、取扱説明書を参照してコードの意味を確認しましょう。例えば、ガスの供給が不十分な場合や、電源の異常、水圧の低下など、エラーコードによってどのようなトラブルが起きているかを迅速に把握することができます。
エラーコードの情報を基に、適切な対策を講じることで、給湯器のトラブルを効率的に解決することに繋がります。
給湯器の電源
次に確認すべきポイントは、給湯器の電源です。まず、給湯器が正しくコンセントに差し込まれているか、または配線が問題なく接続されているかを確認しましょう。
さらに、ブレーカーが落ちていないかもチェックが必要です。電源が確保されていない場合、給湯器は点火しません。また、リセットボタンが付いているモデルであれば、一度リセットを試みることも有効です。
ガスの元栓
給湯器が点火しない場合、ガスの供給状況を確認することも重要です。まず、ガスの元栓がしっかりと開いているかをチェックしましょう。元栓が閉まっていると、ガスが給湯器に供給されないため点火しません。
また、ガス漏れの安全装置が作動している場合もガスの供給が遮断されることがあるので、ガス会社に連絡して状況を確認する必要があります。
給湯器の水圧
給湯器の正常な動作には、適切な水圧が必要です。水圧が低すぎると、給湯器が点火しないことがあります。まず、水道の元栓がしっかりと開いているか確認しましょう。また、給湯器に設置されている水圧計をチェックして、規定の範囲内に水圧があるか確認します。水圧が低い場合は、調整弁を使って適切な水圧に調整する必要があります。
給湯器の安全装置
給湯器には、異常が発生した際に作動する安全装置が搭載されています。安全装置は、我々の安全を守るために重要な役割を果たしていますが、誤作動や正常に戻らない場合に給湯器が点火しないことがあるので注意が必要です。
例えば、過熱防止装置や不完全燃焼防止装置が作動すると、給湯器は自動的に停止します。安全装置が作動しているかどうかは、表示パネルのエラーメッセージや警告ランプで確認できます。このような場合は、一度電源をオフにして再度オンにすることでリセットが可能です。
リセットしても改善しない場合は、他の原因が考えられるので、専門業者に点検を依頼しましょう。
給湯器のフィルター
給湯器が点火しない原因として、フィルターの詰まりも考えられます。フィルターは、水やガスの供給ラインに異物が混入しないようにするための重要な部品です。フィルターが汚れていると、水やガスの流れが妨げられ、給湯器が正常に作動しなくなります。
フィルターの清掃は定期的に行うことが推奨されており、フィルターカバーを開けて取り外し、水洗いをすることで清掃ができます。特に水質の悪い地域では、フィルターが早く詰まりやすいため、注意が必要です。フィルターの詰まりが原因であれば、清掃を行うことで給湯器が正常に点火するようになるでしょう。
内部部品の故障
給湯器には多くの電子部品や機械部品が使われており、これらの部品が故障すると正常に点火しなくなります。例えば、点火プラグの劣化や制御基板の不具合などが挙げられます。これらの内部部品の故障は、自分で修理することは難しいため、専門の業者に点検と修理を依頼しなくてはなりません。
業者に依頼する際には、具体的な症状やエラーメッセージを伝えることで、スムーズな対応が期待できます。内部部品の故障が原因である場合、専門的な知識と技術が必要となるため、自分で対処したり修理しようとしたりせずに、早めにプロの手を借りることが大切です。
給湯器が点火しないときの対処方法
給湯器が点火しない原因を特定した後には、適切な対処方法を実行することが重要です。多くの点火不良のトラブルは、自宅で簡単に解決できることが多いため、まずは基本的な対処方法を試すことをおすすめします。ここでは、自分で行える対処方法5つを詳しく解説します。
- 電源の確認とリセット
- ガスの供給確認
- 水圧の確認と調整
- フィルターの清掃
- 安全装置の確認
- 専門業者への連絡
自分で対処できない場合は、専門業者への依頼が必要となるので、その際の注意点についても見ていきましょう。
電源の確認とリセット
給湯器が点火しない場合、まずは電源の確認とリセットを試してみましょう。給湯器の電源がしっかりと接続されているか確認し、コンセントが抜けていないか、スイッチがオフになっていないかをチェックします。また、ブレーカーが落ちている場合もあるので、分電盤を確認し、必要に応じてブレーカーを上げてください。
次に、給湯器本体にリセットボタンがある場合は、一度電源をオフにし、数秒後にオンに戻すか、リセットボタンを押してシステムを再起動します。これにより、電子制御の誤作動や一時的な不具合が解消されることがあります。電源の確認とリセットを行うことで、簡単に問題が解決することも多いため、まずはこの手順を試してみましょう。
ガスの供給確認
給湯器が点火しないもう一つの原因として、ガスの供給が滞っている場合があります。まずはガスの元栓が開いているか確認してください。元栓が閉まっていると、当然ながらガスが供給されず、給湯器は点火しません。
また、他のガス器具が正常に動作しているかを確認することで、ガスの供給に問題がないかを判断できます。もしガスの供給が正常であるにもかかわらず給湯器が点火しない場合は、ガス供給ラインや給湯器内部のガスバルブに問題がある可能性も考えられるため、専門業者に点検を依頼することをおすすめします。
水圧の確認と調整
給湯器は適切な水圧が保たれていないと正常に作動しません。まず、給湯器本体の水圧計を確認し、規定の範囲内に水圧があるかどうかをチェックしましょう。
多くの給湯器では、1.0~2.0バールが正常な範囲とされています。水圧が低い場合は、水道の元栓が完全に開いているか確認し、不足している場合は調整弁を使用して適切な水圧に設定します。さらに、給湯器内にエアが溜まっている場合も点火しないことがあるため、エア抜き弁を使って内部の空気を抜くことも重要です。
水圧が原因で点火しない場合、これらの手順を踏むことで、給湯器が正常に点火するようになるでしょう。
フィルターの清掃
給湯器のフィルターが詰まっていることも、点火しない原因となることがあります。フィルターは水やガスの供給ラインに異物が混入しないようにするための重要な部品で、定期的な清掃が必要です。
まず、給湯器の取扱説明書に従ってフィルターの場所を確認し、フィルターカバーを外します。フィルターを取り出し、流水で丁寧に洗浄し、汚れや異物を完全に取り除きます。フィルターを清掃した後は元の位置に戻し、フィルターカバーをしっかりと閉めましょう。
フィルターの詰まりが原因となっている場合、汚れや異物が取り除かれることで給湯器が正常に作動するようになります。
安全装置の確認
給湯器には、異常時に作動してユーザーを保護するための安全装置が複数搭載されており、作動すると給湯器は自動的に停止します。
まず、表示パネルのエラーメッセージや警告ランプを確認し、安全装置が作動しているかどうかを特定します。安全装置が作動している場合は、通常、電源を一度オフにしてから再度オンにすることでリセットが可能です。しかし、再度作動する場合やリセットで改善しない場合は、安全装置が異常を検知している可能性が高いため、無理に使用を続けず、専門業者に点検を依頼しましょう。
安全装置は我々の安全を守るための重要な機能であるため、無闇に解除しようとせずに、正確に状況を把握し、適切に対処することが大切です。
専門業者への連絡
自分で確認や対処を行っても給湯器が点火しない場合は、速やかに専門業者へ連絡しましょう。内部部品の故障や高度な技術が必要な問題は、プロフェッショナルに任せるのが最善です。大変危険なので、絶対に自分で部品を分解したり、自己流で修理を行わないようにしましょう。
専門業者に連絡する際には、事前に表示パネルのエラーメッセージや現在までに行った対処方法を伝えると、問題の特定と対応がスムーズに進みます。また、給湯器の型番や購入時期、保証期間も併せて伝えると良いでしょう。
業者が現場に到着するまでの間、安全のために給湯器の電源を切り、ガスの元栓を閉めておくことを忘れないようにしてください。
給湯器が点火しない場合は修理・交換どちらが良い?
給湯器が点火しない場合、修理と交換のどちらを選択するべきか迷うこともあるでしょう。
まず考慮すべきは、給湯器の使用年数です。一般的に、給湯器の寿命は10~15年とされています。寿命に近い場合や、超えている場合は、交換を検討する方が良いでしょう。古い給湯器は故障の頻度が高くなり、修理費用がかさむ可能性があるため、新しい給湯器に交換することで長期的なコスト削減も期待できます。
次に、修理費用と交換費用の比較も重要です。修理費用が高額になる場合や、複数回の修理が必要になる場合は、交換を選択する方が経済的です。また、修理部品が入手困難である場合や、修理に時間がかかる場合も、交換を検討する価値があります。さらに、新しい給湯器はエネルギー効率が向上しており、ランニングコストの削減や環境負荷の低減にも寄与するので、長期的な視野を持って比較することが大切です。
しかし、給湯器が比較的新しく、軽微な問題である場合は、修理を選択するのが良いかもしれません。
例えば、フィルターの詰まりや小さな部品の交換で済む場合は、修理費用も比較的安価で、短時間で問題が解決することが多いです。
最終的には、給湯器の状態や修理・交換にかかるコスト、今後の使用期間などを総合的に考慮して決定することが大切です。修理と交換のメリットとデメリットを慎重に比較検討し、最終判断を下しましょう。
頻繁に給湯器の点火不良が起きる場合は交換のタイミングかも?
給湯器の点火不良が頻繁に発生する場合、交換のタイミングが来ているかもしれません。特に、使用年数が10年以上経過している給湯器は、部品の劣化や全体的な性能の低下が進んでいる可能性が高く、修理を繰り返すよりも交換を検討する方が長期的に見て経済的です。古い給湯器は、エネルギー効率が低く、故障の頻度も高いため、毎回の修理費用がかさむだけでなく、突然の故障によって快適な生活が妨げられることがあります。
頻繁な点火不良の原因として、安全装置の誤作動や内部部品の劣化、ガスや水圧の不安定さなどが考えられ、場合によっては複数の問題が複合的に発生することもあります。こうした問題を根本から解決するためには、新しい給湯器への交換がおすすめです。
最新の給湯器は、エネルギー効率が高く、使用するガスや電力の消費量を抑え、ランニングコストを削減することができます。また、安全機能や操作性も向上しており、より快適に使用することが可能です。
頻繁に点火不良が起きる場合は、信頼と実績のあるガス王にご相談ください。ガス王では、お客様のニーズやご予算に合わせて、最新の高効率給湯器や、省エネ性能に優れたモデルなど、専門業者が丁寧にカウンセリングを行い、最適な機種を選定します。
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給湯器の点火不良が頻繁に発生する場合は、ぜひガス王にご相談いただき、新しい給湯器への交換を検討してみてください。
まとめ
本記事では、給湯器が点火しない場合の原因や対処法について解説してきました。
給湯器が点火しない場合、原因はさまざまですが、適切な対処を行うことで多くのトラブルは解決できます。しかし、頻繁に点火不良が発生する場合や、修理費用が高額になる場合は、給湯器の交換を検討することも一つの選択肢です。長期的な視点で考えると、新しい給湯器に交換することで、省エネ効果や快適性の向上が期待できるかもしれません。
給湯器の交換を検討している方は、ガス王にご相談いただくことで、お得に交換作業を進めていただけます。給湯器の機能低下や頻繁な故障が気になるという場合は、ぜひお気軽にご相談ください。