お風呂に入ってる時に地震が来たらどうする？安全対策と備えのポイントを解説

最終更新日：2024年11月08日

お風呂でリラックスしている時に、突然の地震が発生したらどうすれば良いか考えたことはありますか？日常生活の中でも、お風呂場は特に無防備な状態になる場所です。そんな中で地震が起きた場合、正しい対処を知っているかどうかで安全が大きく左右されます。

本記事では、入浴中に地震が起きた際の具体的な行動や、事前にできるお風呂場の地震対策について詳しく解説していきます。正しい知識を身につけて、万が一の時に備えておきましょう。

入浴中に地震が起きた時に取るべき行動

入浴中に地震が発生すると、身動きが取りにくく、慌ててしまいがちです。しかし、冷静に対処しないと、思わぬ怪我や事故に繋がることがあります。

ドアを開けて避難経路を確保する
洗面器や風呂ふたなどを使って頭や体を保護する
ガスや電気の確認

ここでは、入浴中に地震が起きた際にすぐに取るべき具体的な行動について解説していきます。安全を確保するために、どのようなステップを踏むべきかをしっかりと理解しておきましょう。

ドアを開けて避難経路を確保する

地震が発生した時、まず優先すべきなのは避難経路を確保することです。お風呂場のドアが揺れで歪んでしまうと、外に出られなくなる可能性があります。揺れを感じたら、まずはすぐにドアを開け、脱出できる状態を作りましょう。無理に外に出ようとせず、まずは安全な空間を確保し、揺れが収まるのを待つのが賢明です。

洗面器や風呂ふたなどを使って頭や体を保護する

お風呂場で揺れが発生した場合、窓ガラスや照明、棚などから物が落下する可能性があります。揺れが激しい時は、頭や体を保護するために近くにある洗面器や風呂ふたを使うと安全です。特に頭部は守るべき優先部位なので、洗面器やバスタオルなど、すぐに手に取れるもので覆うことを心がけてください。

ガスや電気の確認

地震後のガスや電気の安全確認は、火災や感電のリスクを避けるために非常に重要です。揺れが収まった後に、まずはガスの匂いがしないかを確認し、もし異常を感じた場合はすぐにガス栓を閉めてください。また、電源を触る前に必ず濡れていないことを確認し、必要ならブレーカーを落として安全を確保しましょう。

屋外に避難する際の注意点

屋外に避難する際には、慌てずに安全を最優先にした行動を取りましょう。

裸足で避難しない
揺れが大きい場合はバスタオル・バスローブで避難
エレベーターの使用は避ける

ここでは、お風呂場から屋外へ避難する際に注意すべきポイントについて、詳しく解説していきます。

裸足で避難しない

お風呂から避難する際、最も気をつけたいのが裸足での移動です。地震の揺れでガラスが割れたり、家具や物が散乱している場合、裸足では怪我をしてしまう危険性が高まります。お風呂場の入り口に、あらかじめスリッパや簡単に履ける靴を用意しておくと、迅速かつ安全に行動できます。

揺れが大きい場合はバスタオル・バスローブで避難

大きな揺れが発生した際、時間をかけて服を着る余裕がないこともあります。そんな場合は、すぐにバスタオルやバスローブを使って体を覆い、速やかに避難しましょう。普段から洗面所や浴室にバスローブやスリッパを準備しておくと、いざという時にすぐ対応できます。事前の準備が、不測の事態での迅速な行動につながるので、習慣にしておくと安心です。

エレベーターの使用は避ける

地震発生後は、エレベーターの使用は避けましょう。揺れによってエレベーターが停止してしまったり、閉じ込められる危険があるため、階段を使って避難するのが最も安全です。特に停電や電気系統の不具合が発生しやすい地震直後は、エレベーターの安全性が保証されていないため、使用を避けましょう。

事前にできるお風呂場の地震対策

お風呂場は、日常のリラックス空間である一方で、地震時には非常に危険な場所になることがあります。窓ガラスや物の落下、滑りやすい床など、地震時に備えておくべきポイントが多く存在します。

窓やガラス戸に飛散防止フィルムを貼っておく
滑り止め対策
落下する可能性のあるものを固定する
非常用持ち出し品の用意
お風呂場の設備の定期的な点検を行う

ここでは、事前にできるお風呂場の地震対策について詳しく解説し、いざという時に怪我や事故を防ぐための準備方法をご紹介します。安全な入浴環境を作るために、今すぐ実践できる対策を確認しておきましょう。

窓やガラス戸に飛散防止フィルムを貼っておく

お風呂場にある窓やガラス戸は、地震の揺れで割れる危険性が高い部分です。ガラスが割れて飛び散ると、大けがの原因になりかねません。そのため、平常時から窓やガラス戸に飛散防止フィルムを貼っておくことをおすすめします。簡単に施工できるため、日常的な備えとしてぜひ実施しておきましょう。

滑り止め対策

お風呂場は常に濡れているため、地震の揺れでバランスを崩すと、足を滑らせて転倒してしまうリスクがあります。このような事故を防ぐためには、滑り止めシートやマットを浴室の床に設置しておくことが有効です。特に地震時には揺れに加え、動揺から足元が不安定になりやすいため、滑りにくい環境を事前に整えておくことで、転倒による怪我を未然に防ぐことができます。

落下する可能性のあるものを固定する

お風呂場には、シャンプーや石鹸、バス用品を収納する棚やラックなどが設置されていることが多いですが、これらの物が地震の揺れで落下する可能性があります。地震時に備えて、棚やラックの位置を見直し、落下防止の固定具を使ってしっかりと固定することが重要です。特に重量のある物は、落下すると大きな怪我につながる恐れがあるため、万が一の揺れに備えて落下リスクを最小限に抑える対策を講じておきましょう。

非常用持ち出し品の用意

地震が発生した際にすぐに避難できるよう、非常用持ち出し品を準備しておくことも非常に重要です。お風呂場では、特に脱出時に必要となるアイテムをすぐ手の届く場所に置いておくと良いでしょう。防災用のスリッパやバスローブ、懐中電灯などがあると、突然の揺れにも対応しやすくなります。また、万が一の避難時に必要なものをまとめた防災バッグを玄関近くに常備しておくことで、迅速な避難が可能となります。

お風呂場の設備の定期的な点検を行う

お風呂場の設備は、普段使う際には気づかない不具合が発生することがあります。設備の劣化や不具合が原因で地震時に大きなトラブルになることを防ぐためにも、専門業者に定期的なメンテナンスを依頼するのが理想的です。また、地震後には、設備の安全確認も忘れずに行い、異常が見つかった場合は早急に対処することで二次災害を防ぐことができます。

災害に備えて給湯器の不調を感じたら放置しないことが大切！

地震や災害に備えるためには、給湯器の状態を定期的に確認し、少しでも不調を感じた場合は早めに対応することが非常に重要です。古い給湯器や故障した給湯器を使い続けると、正常に機能しないだけでなく、火災やガス漏れのリスクが高まります。また、不調のまま放置すると、地震が起きた際にさらなるトラブルを引き起こす可能性もあるでしょう。

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